私たちの物の見方や考え方、感じ方を制限する「信念」や
「思い込み」のことをリミッティング・ビリーフと言い、
全部で24つあります。
下記から自分に当てはまるものがあるかをチェックしてみてください。
1つでも当てはまるものがあれば、リミッティング・ビリーフを
無意識に持っている可能性があります。
複数当てはまる方や1つでも深く当てはまる方は、よりその可能性が高くなります。
1・《人間関係》に関するリミッティング・ビリーフ
このビリーフは4つあります。
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自由に行動してはいけない(自分の人生を生きてはいけない)【主訴】
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自分の考えで行動しようとすると、恐怖を感じる、身体が固くなる、心臓がドキドキする
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自分に自信がないために、やりたいことができない
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やりたいことが見つからない(なぜなら、やりたいことをさせてもらったことがないので、「やりたい」という気持ちを抑圧している)
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やりたいことをやると罪悪感を感じる
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頭では考えるけれども(計画はするけれども)、実際にはやらない
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考えるばかりで、結論を出せない
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やらない言い訳、できない言い訳が多い
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優柔不断
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心配性
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やる前から「自分にはできない」と思ってしまう
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仕事の着手が遅い
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「これでいいですか?」と他人に行動の許可を求めたがる
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いいたいことが言えないので、人に合わせてしまう
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ハッキリと断れない、イヤと言えない
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強迫性障害(不潔強迫、確認行為、加害恐怖、被害恐怖、自殺恐怖、疾病恐怖、縁起恐怖、不完全恐怖、保存強迫、数唱強迫)
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強迫性・依存性パーソナリティ障害
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ひきこもり
【刷り込みの場面】-
心配性で、過保護、過干渉の親に育てられたために、「自分がすることで、正しいことや安全なことは一つもない」「もう自分で考えるのは面倒だから止めてしまおう」と思い込み、いつも何かを指示してくれる人を見つけるようになった
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「ああしろ、こうしろ」と指示的で支配的な親に育てられたために自立性を失い、「私は考えてはいけない」「私が考えると間違う」と思うようになった
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親が恐怖心が強く、行動をしない人だった
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「一度失敗すると取り返しがつかないよ」と言われて育てられた
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失敗すると責められた
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上手くできてもほめられなかった
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いじめや虐待を受けたことがある
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リミッティング・ビリーフは、「自分らしい思考や感情、行動」を
実現しようとすると否定的に作用し、悩みや苦しみ症状等を作り出します。
そして「自分らしさ・本来の自分」から遠のいてしまうのです。
次回は《成長》に関するリミッティング・ビリーフ(6つ)
「 考えてはいけない、自分が考えたいように考えてはいけない、特定のことについて考えてはいけない 」についてです。