歩く瞑想

瞑想

昨日に続き、瞑想のお話です。
今日は、歩く瞑想です。
NHKラジオでも紹介された歩く瞑想は、
もともとブッダのヴィッパサナー瞑想法で
現在の瞬間を捉え続けることによって妄想を
捨てていく技法です。

人はいつでも過去か未来のことで頭を
いっぱいにしながら生きています。
雑念・妄想はどうにも止まらないのです。
ところが、一瞬一瞬の現在に心を釘づけにしていくと、
その妄想が止まる。(ブッダのヴィッパサナー瞑想法から一部引用)

常に頭の中であれこれと考えてしまう、
集中できないんです!っておっしゃる方がとても多く感じます。

過去の事をあれこれと思い出し、後悔したり、
まだ来ない未来の事を心配したり、
今ここに集中できない、集中力がない、集中が持続しない。

これらにもし当てはまったら、是非やってみて下さい。

歩く瞑想の行い方。

① 立った状態で背筋を軽く伸ばし、手を前か後ろで組んで、

目線は数メートル先の地面にぼんやりと向ける。
いちど深呼吸をして、頭の中をリセット。
右足・左足いずれか片方の足のかかとをゆっくりと上げる。

この時、かかとが床との圧力から解放されるのを感じる。
ふわっと足が地面から離れた感覚。

② つま先も床から離れるので、同様に足のつま先の指が体重から
解放される感覚に注意を向ける。これで片方の足は完全に空中に浮いた状態に。

③ ゆっくりとその足を前へ少し振り出す。空中をスーッと
移動するのを感じながら、無理のないところで着地させる。
足の裏に再び床の感触が戻ってくるので、それを感じるようにする。

④ こうして、片足の一歩を「かかとが上がる」「つま先が上がる」
「移動する」「着地する」の四つのキーワードを黙想しながら、
足の感覚に注意を向けて歩く。

これもとっても簡単に出来ます。
このやり方は歩く瞑想の導入編みたいなもので、
この続き、ステップ2、3へと続きますが、
これだけでも十分だと思います。

気を付ける事は、かかとが上がる」「つま先が上がる」
「移動する」「着地する」の四つのキーワードを
掛け声のようにならない事です。

私もやっていますが、お勧めですよ~。
皆さんも是非、やってみて下さいね。

明日は身体をスキャンする瞑想です。

 

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