皆さま、こんにちは。清美です。
今日は、私の身に起きた信じられない、そして非常に恐ろしい体験を共有させていただきます。
実は先日、巧妙な「特殊詐欺」に巻き込まれそうになりました。
後から知って驚いたのですが、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんも、ほぼ同様の手口の詐欺電話を
受けていたことを公表されています。
警察の方からも「今、この手口が急増しているので、ぜひ広めてほしい」と言われました。
恥を忍んで、皆さまの大切な日常を守るために、勇気を持って詳細をお話しします。
1. 巧妙すぎる「リレー形式」の罠
はじまりは、「総合通信基盤局」などの公的機関を名乗る人物からの電話でした。
「あなたの名義で契約された携帯から1万3千件以上の迷惑メールが送られている。
2時間後に電話を停止し、法的措置をとる」という通告です。
身に覚えがないと伝えると、「個人情報が盗まれている可能性がある。被害届を出すために警察へ繋ぐ」と言われ、そのまま「警察官」を名乗る人物に電話が転送されました。
この「公的機関から警察へ」という流れが、相手を信じ込ませるための非常に巧妙な罠でした。
2. 「容疑者」という言葉で思考を奪う恐怖
次に現れた警察官を名乗る人物は、ビデオ通話アプリ(Signal)へ誘導してきました。
そこで告げられたのは、耳を疑うような言葉でした。
「マネーロンダリングの犯行グループのリストにあなたの名前がある。口座には6千万円の不正資金があり、あなたも容疑者の一員だ」
私は「身に覚えがありません」と答えましたが、相手は鋭い口調で
「これは事情聴取ではなく取り調べだ。この件で亡くなっている人もいる」
と強く迫ってきました。
3. 違和感に気づいた「40年以上前」の質問
やり取りの最中、相手は私の最終学歴を尋ねてきました。
「高校卒業です」と答えると、
「高校を卒業したばかりの頃、誰かに個人情報を見せたことはありませんか?」
と言われました。
しかし私は現在60歳を過ぎています。
「卒業したばかり」と言われても、それは40年以上も前の話です。
ビデオ通話で顔も見えているはずなのに、このあまりにも不自然な質問に、強い違和感を覚えました。
この違和感が、「やはりおかしい」という気づきに繋がりました。
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4. 孤立させる指示と、決定的な確認
その後、相手は
「捜査上の守秘義務があるので家族にも話すな」
「3時間ごとに現在地の写真を送れ」
などと指示してきました。
私は一時的に従ってしまいましたが、買い物中に「やはり何かおかしい!変だ!」
「自分で確認しよう」と思い立ちました。
そこで、自分で調べた総務省の公式連絡先へ直接電話をしました。
その結果、「そのような連絡をすることはなく、詐欺の可能性が極めて高い」と説明を受け、
詐欺であることがはっきりしました。
その後、すぐに警察へ相談し、警察官の方に対応していただくことで、事態は収束しました。
※今回のケースは、実在する公的機関や警察の名称を悪用した詐欺でした。
5. 共通する「マニュアル化された手口」
後で知りましたが、同様の手口は他の方にも発生しており、
・公的機関を名乗る
・警察へ転送する
・ビデオ通話へ誘導する
・容疑者として追い詰める
といった流れが共通しているようです。
まるでマニュアルがあるかのように、非常に巧妙に作られた手口でした。

皆様へ:自分を守るためのチェックリスト
- 通常、警察がビデオ通話アプリで取り調べを行うことはありません。
- 「家族に言うな」「調べるな」は詐欺の典型的な手口です。
- 違和感を覚えたら、その直感を大切にしてください。
- 必ず自分で公式サイトから連絡先を調べ、直接確認してください。
少しでも不審に思った場合は、警察相談専用電話「#9110」に相談してください。
この体験が、どなたかの被害を防ぐきっかけになれば幸いです。